昨日のレッスン後、生徒さんからメールが届いていました。
その中に書いてあったのが以下の一文です。
話したい事があると、自分の英語能力を総動員して、何とか伝えようと頑張れることを改めて感じました。
通常、レッスンの最初は10分程度、フリーカンバセーションとして週末の出来事などを自由に会話しながら英語やレスポンスを確認する時間があるのですが、昨日の生徒さんとは会話が弾んでしまい、気付けばかなりの時間話していました…もちろんすべて英語です。
上級近い中級レベルの英語力をお持ちの方ですが、中級以上の生徒さんですと、フリーカンバセーションは日本語と同じ感覚で途切れることなく会話を続けることができるようになっています。
では中級以下の方は?!というと、教室のコンセプトが「レベルに関わらず英語でコミュニケーションができる」であるように、初心者の方でも会話ができるようになります。昨日はちょうど受講から半年の方のレッスンもありましたが、最初は飲み物も英語で答えられなかったのが、今ではこちらに質問を返せるほど自然なコミュニケーションをとることができるようになっています。
最初の頃はどうしても一問一答のような一方通行のコミュニケーションになりがちです。
そこから「なぜそれではいけないのか」「なぜ発言しなければいけないのか」「会話を続けるためにはどうしたら良いのか?」などをお話しながらトレーニングを重ね、一問一答がスムーズになってきたかなと思いう頃には、会話の主導権を握ってもらう=先に会話をスタートしてもらいできる限り会話が続くようどんどん質問を投げかけてもらう、というセッションも入れています。
できるだけ質問してもらえるよう、また会話を続けるための練習をしてもらえるよう、この時ばかりはこちらもなるべくシンプルな答えにとどめるように努め、またそんな私の反応を見ながら、あらゆるテクニックを使って会話を続けることでテンポの良い会話を体感し、学んだフレーズを使う練習をし、コミュニケーションのスキルを高めていただいています。
そうは言っても、
英語が苦手、単語もまだまだ分からない単語ばかり、聞きとれないから話せないのにどうやって会話を続けたらいいの?!
もよく質問が出ます。
では逆に単語やフレーズをあと何個覚えたら話せるようになるでしょうか?!
いくら単語を覚えても使えなければ同じ、英語でのコミュニケーションを実際にとりながら同時進行で学習を進めなければ一向に話せるようにはならないのです。
この記事の最初でご紹介した生徒さんのコメントにある
「自分の英語能力を総動員して」
これがポイントです。
初級の方でも知っている単語を駆使して話せるようになること、これが本当に大切なのです。
どんなに持っている駒が少なくても必ずコミュニケーションをとることができます。単語が分からないから、文法が分からないから、と英語で話すことから逃げていると、相手はコミュニケーションを拒絶されていると思ってしまうかもしれません…。
もちろん持ち駒は多ければ多いほど良いのは当たり前。
ただ駒が増えるのを待っていても、やっと満足いくまで増えた頃にはまだその駒の動かし方すら分からず使えない、という状態になってしまいます。
持ち駒が多い方も少ない方も、英語でのコミュニケーションをとりたいと思っている方はまずは「使うこと」を意識してみてくださいね。
8月の夏休み期間でご案内していたご新規さま向けの期間限定体験レッスン、ご利用いただいた皆様ありがとうございました!
9月になりレッスンに復帰される生徒さんも多く、枠は限られますが、引き続きカウンセリングと体験レッスンをご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
少しでも多くの方が英語でのコミュニケーションを楽しめるようになりますように…!
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