洋書のご紹介もしばらく滞っていましたが、今回ご紹介するのはイギリス人 ジャーナリストであるコリン・ジョイスさん著 のSecrets of England。NHKラジオ英会話の巻末で連載されていた英文エッセイがとても面白かったのですが、まずはその日本語訳版『マインド・ザ・ギャップ!日本とイギリスの<すきま>』が昨年出版され、先月の終わりに英文版のエッセイが出版されたのです。
日本に住んでいた期間も長く、イギリス人と日本人の視点から様々な文化の違いや習慣について綴ったエッセイは、本当に「あるある」とうなずくことも多かったり、イギリスに住んでいた当時は知らなかった、気付かなかったことも多いです。大好きなエッセイ集なので、原書・訳書が揃って嬉しい限り。英語学習者向けに巻末に注釈がついているのも親切だなと思います!
実はこのところ「洋書を読み始めました」という生徒さんが数名いらっしゃいます。
偶然にも「赤毛のアン」が大好きだったので、ということで読み始めた方がお2人、ご自身の趣味であるサーフィンについての洋書を読み始めましたと言う方も。
洋書は多読用に「自分の好きなジャンル、読みたいと思う内容」を優先して選んでみて下さい。
難しい単語も予想をつけながら読むことができたり、面白くて興味がある内容だと少し難解かなと思っても読み進められます。
多読をすることで、見たことのある単語、熟語、フレーズ、文法があちこちに散りばめられていることに気付き、目にする機会が増えます。何度も目にすることで覚えます。そしてそれぞれ「点」で習った項目が実際の英文の中で使われていることを確認することで「線」として繋がって理解が深まります。
またレッスンの中でも行っているスラッシュ・リーディング(意味のまとまり毎に区切り線を入れながら読むこと)も長文の中で有効なことに気付き、知らず知らずのうちのその方法で前から意味をとりながら読めるようになります。またそれができるようになると、会話でも聞こえたまま前から英語のまま理解できるようになります。
読書の秋!
私は一日中図書館や書店にいたいくらいですが、読書はあまり、と言う方もぜひ洋書にチャレンジしてみてくださいね。