4月のレッスントピック & 文法で伝えるニュアンス

May 31, 2020

5月最終日です!

先月の緊急事態宣言からオンラインレッスンをスタートして2ヶ月弱ですが、このような状況の中、変わらず多くの生徒さんにオンラインで受講を継続していただき本当に感謝しています。

「この間に一気に詰めたい!」と短期集中で学習時間を大幅に増やしている方もいらっしゃいますし、残念ながら様々な環境が整わずお休みされている方からは「お休みの間は自宅で○○がんばってます!」など報告も届いたり。皆さんがそれぞれ今できる学習をされていましたが、先日ご案内いたしましたとおり6月より対面レッスンを再開することとなりました。今から本当に楽しみにしています!

オンラインレッスンでも、内容は対面レッスン中と基本変わらず、テキストと併用し様々なトピックをご紹介しています。ただこんな時期ですので海外ニュースもどうしても新型コロナウィルス関連が多く、明るいニュースは少なめ。

そんな中、先月ご紹介した1つは、イギリス・ロイヤルファミリーのウィリアム王子とキャサリン妃がロックダウン中に子どもたちとテレビ電話をしたというニュース。親が医療従事者など休むことができない職業(エッセンシャルワーカー)に就いている子どもたちのために開校していた学校です。イースター中につき、先生や子どもたちもウサギの耳をつけて参加しており、ほほえましいやり取りがありました。

*中級以下の方はそのやり取りに出てくる自己紹介や前置詞の使い方
*中級以上の方は should have + 過去分詞の使い方と仮定法の使い方

を復習しました。

should have + p.p (past participle / 過去分詞)は「~すべきだったのに(しなかった)」

訳だけみるとカタそうに見えますが、「そうすれば良かったなあ」とか「こうなるはずたったのに!」などを言いたい時に使えます。私自身、このまま丸覚えしていたような記憶がうっすらあります。学校での試験ではこのまま英作文にしたり訳せば良いのですが、こうした文法を実際の会話の中で使うとなると、いつどこで使ったら良いの?!という方もたくさんいらっしゃると思います。

文法は決してテストのためでも受験のためでもなく「コミュニケーションを円滑にするためのもの」。そしてその文法はイギリス皇室も一般の方も学生も子どもも使っているもの。そう、「苦手」だという方が多い現在完了形 (have + 過去分詞)も、英語圏では就学前の子どもでも使っています。レッスンでご紹介した別のトピックで、ロックダウン中の家族の過ごし方を紹介していたのですが、その中で男の子が言っていたのがこちら。

 I haven’t been out for a lot of days.  (もう何日も外に出ていないよ)

日本語でも小さな子どもたちはこのような話し方をしますし、子どもに向かって大人も使っているのと同じです!現在完了の継続用法は…という形で覚えると難しく感じますが、実際は日常会話に頻繁に登場する中学文法なのです。

レッスンでのフリーカンバセーションでも言おうとして詰まってしまう生徒さんもいらっしゃいますが、実はつい前に学んだばかりの文法を使えば表現できる!と気付かれたり、学んだ文法を会話の中で使う練習を重ねるうちに自然と使えるようになっていきます。文法が分かれば分かるほど細かなニュアンスを伝えられるようになるのでますます会話が楽しくなります!

ちなみに先程ご紹介したロイヤルファミリーのニュースの中にNHSという単語が出てきたのですが、こちらはイギリスの国営医療サービス事業のこと、Natonal Health Serviceです。
NHSが分からなければもちろんニュースの理解度は少し下がります。
でもこれは英語が分からないのではなく、文化や名称を知らない、それだけのことです。

これだけで英語が分からない、聞き取れないと落ち込まないでくださいね、ともよくお伝えしていますが、たくさん文章に触れているうちに「固有名詞だろう」とカンも働くようになってきます。

もう5月も終わりなので5月のトピックも合わせてご紹介したいところですが、長くなりそうなのでまた別でご紹介したいと思います!

 

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