ノーベル賞も英語も同じ 〜 基礎を続ける いいこともある

October 06, 2016

記事タイトルの「基礎を続ける いいこともある」は先日の朝日新聞の夕刊1面で目に入った見出し。ノーベル医学生理学賞を受賞された大隈教授がご自身の受賞について「基礎的なことをずっとやっているといいこともあるというメッセージとして伝わればいい」とお話されたことを取り上げたものです。

これを見て思い出したのが「英語の文法」です。

生徒さんよりよくあるご質問の一つが「文法もやった方が良いですか?」。答えはYes。なぜなら文法は英語を話す為のルールだからです。

例えばスポーツはルールなくして成り立ちません。でも一度覚えてしまえばルールに沿って練習を積み重ねるうちに上達していきます。また楽器でも同じことが言えます。ピアノでは、初めは指の練習のような教本を延々と行います。私は6歳からエレクトーンを習っていたのですが、実は基礎はきちんと行っていません。幼少期に習っていた先生の意向で発表会など人前で弾く機会が多く、その為の練習がメインで、基礎練習の割合はすごく少なかったのです。様々な曲を仕上げて弾くことができてすごく楽しかったのですが、10年以上習い、難曲に挑むことが増えると、自己流の不自然な指使いで弾くことになってしまったり、肩に力が入る弾き方になってしまったり、と支障がいろいろと出たのです。基礎の大切さを実感しました。

海外ドラマ等を見て早くカッコイイ英語のフレーズを使えるようになりたい!という気持ちもあるかもしれませんが、しっかり身につけたいと思うのであれば、まずはルールを学ぶんだ、と思ってぜひ文法も一緒に勉強してください。中学校〜高校で一通り学んでいるので、簡単な文法書を一冊仕上げて復習するだけでも随分違ってきます!

先程の大隈教授のお話でもう一つ印象に残ったこと。学生との飲み会の席で「人と違うことをしなさい。自分で興味に火をつけて」と繰り返すそう。私がずっとそう思ってやってきたことと同じ。英語もすごく火がついて、話せることになった暁のことを考えてはずっと楽しく勉強してきたなと思います。常に「もし自分が英語を話せたら?」を思い浮かべながら勉強してみてくださいね。

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